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キュキュキュ [観る(舞台・映画・絵画 他)]

今日は半休取って自分の病院(経過観察)へ行くつもりだったが、もう一日夏休み(二日のうちの1日)が残っていることに気が付き、夏休みにして全休。

午前は予定通り、病院へ。
午後は出勤の予定にしていたので、出来るだけ早い時間に病院の予約を入れてしまったのは敗因。いつもの出勤時間より早く、6時台に家を出発する羽目に。
検査のため朝食抜きでお腹が鳴るw

受付時のチェックシートに変更があった。皮膚にポツポツがあるという項目が増えたのはサル熱対応か?最近あまりニュースで言わなくなったけれど、あれはもう大丈夫なのかしらね。
採血→検査→診察と、一通り終わり、検査のため朝食を食べてなかったので軽く食べて向かったのは東陽町。

学生時代の友達から「会社のギャラリーで、『いわさきちひろと奥村まこと〜生活と仕事展〜』やってるから、良かったら見に来て~」と、随分前に言われ、まだまだ会期あると思っていたが、うかうかしてたら残り2週間となっていました。
今日は午前病院、午後「野村狂言座」の予定でしたが、真ん中にねじ込んでみました(笑)

いわさきちひろさんは分かるが、奥村まことさんはどなた?
と、思っていたらもう一人の奥村まことさんは、藝大卒初の女性建築家で、いわさきちひろさんの別荘を設計した方だったのです。

二人とも一流の仕事をしながら、子どもを育てた人。
子どもに惜しみない愛情を捧げ、生活を楽しんだ人。
ともに暮らしを大事にした人だから気が合ったことでしょう。

まことさんを知ったのはお初。
子どもの頃の日記やら、娘さんに作った布の本やらお風呂で読める本。
仕事の設計図の展示も面白くて、行って良かった~

***
子供の時に家にあった童話の全集にいわさきちひろさんの挿絵が使われていて
その挿絵は同系色の濃淡刷りだったのですが、
もちろんその時は絵を描いた人の名前などは知らず、
中学の時先生が教室に画集(むらさきいろの童画集)を置いてくれていて、その中に同じ絵を見つけ、それが本当はカラーだったことを知ったのでした(衝撃)。その時その挿絵の作者もわかりまして、いつか原画を見たいな〜と思っていて、月日が経ち、ちょうどその絵が展示されるタイミングでいわさきちひろ美術館を訪れたのはもう30年以上前になりますがね。
記憶の中に刷り込まれていた絵が鮮やかな色彩となって目の前に現れた時の、ブワ〜っと湧き上がるような気持ち(多分感動)は忘れられません。
その後、原画を見る機会はちょこちょことあったのですが、「生活」という切り口での展示は初めてかも。
原画や写真、結婚の際に書いた約束事や家計簿、本人の使っていた道具などの展示品の中に可愛いワンピースがあり、「その人」を感じる展示でした。
ワンピースはいわさきちひろさんのお手製で、お気に入りのワンピースだそうで。
保管の良さとその華奢なサイズに驚きました。

ちひろさんに依頼され、まことさんが設計した、山荘兼アトリエの設計図は、暮らしやすさを追求し絵を描くための細かい配慮がなされてなかなか興味深いものでした。

仕事も暮らしもどちらも大事にした二人。
ちひろさんもまことさんも素敵な人だったんだなと感じました。
充実の内容でした。
憶えていたくてパンフレットを購入しましたw
IMG_5898.JPG
ギャラリーを出るとちょうどお昼の時間。ちょっと前に食べたばかりだけれど、ここはがっつり食べて、大手町経由で水道橋へ。
場所は以前一度行ったことがある宝生能楽堂。

「第99回 野村狂言座」です。
親子3代出演の狂言(野村万作、萬斎、裕基)が楽しみ。

能は動きが少ないせいか、たまに目を開けたまま寝てしまいますが(コラ)
きっとアルファー波が出ているに違いない(言い訳)
狂言は格式がありながらも親しみ易いというのかな。
狂言は今風に言えばお笑いライブですから、分かりやすくて面白いと感じます。
時に客席から笑い声も起こります。

今回の演目は、石田幸雄さんの作品の解説の後、
『秀句傘』『酢薑』『箕被』『首引』
シテはそれぞれ野村万作さん、裕基さん、萬斎さん、内藤蓮さん。

どれも面白かったのですが、特に『首引』の
親鬼(内藤連さん)の子煩悩な親バカぶりとと姫鬼(中村修一さん)の弾ける様な可愛い仕草の掛け合いが印象的でした。

今日はキュキュっといろいろ詰め込みました。
これにて夏休み終了。
***
余談:
宝生能楽堂はマンションと建物が一体化しているのですが、そのマンションは3年後建て替え工事に入るらしい。きっと高層化するんだろうな。
と、なれば宝生能楽堂はどうなるのでしょうね。一緒に建て替えるのでしょうか。
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