ジェイミー（4回目）

本日の「ジェイミー」はB列（最前列）でした。（あらびっくり）
オケピも無い（舞台後方上にある）のですごく近い。眼の奥の変化まで見える様な距離感でした。

今回のジェイミー役は4回目にしてお初の高橋颯くん。
Wキャストのウイン君のまるで女の子の様な優しげでソフトな雰囲気のジェイミーは本当に可愛かったのですが、颯くんはまた、同じ役ながら、全然タイプの違うジェイミーでした。
もうちょっと男の子寄りというのかな。実際同級生にいた子は（カミングアウトこそなかったが）こちらのタイプでした。

颯くんのジェイミーは当たりは柔らかいのに複雑で寂しげな眼をしてた。自分が何者になるのか自問自答して過ごす11年生（卒業間近）の痛々しい16歳の姿がそこにありました。

会いに行った父親に「気持ち悪いんだよ！」と怒鳴られた後のジェイミーは、目の輝きが一瞬にしてなくなり涙がブワッと浮かぶ。
母親がジェイミーをがっかりさせたくなくなて父親のふりをしてカードやプレゼントをしていたことがわかった後の爆発と悲しみ。
耳たぶを触る癖。
なんて言うか、生きてる姿がそこにありました。

この繊細な演技。若い頃の春馬君に似ているなぁ。と、ちょっと重ねました。

何より眼差しが良い。（たまたま最前で目の前に立つことが多かったためかw）
そして、ダンスは本当にうまかった。軽々と空中に浮いて足をシュシュっと動かす姿は重力を感じない。息も乱れない。

のびしろをたっぷり感じました。
今後が楽しみです。

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余談：明治座の「エニシング・ゴーズ」が全て中止になったりと、まだまだ先の読めない今日この頃です。
「ジェイミー」は明日東京千秋楽。完走出来そうですね。