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女子聞いて [観る(舞台・映画・絵画 他)]

中二日でこんなに芝居が変わるんだ。
だから生の舞台は面白い。
より深まってます。

「ジェイミー」(2回目)

明るく素直そしてシャイ。たまに女の子になりたい少年ジェイミー役の森崎ウィンくんのピュアな演技。(30歳と聞いてびっくり。16歳になったばかりの高校生にしか見えないw)
なんだろうこの人の柔らかな空気は。強烈な華ではなく、ふんわりとした空気感に惹きつけられる。

そして強烈かつすごく贅沢な使い方をしているのが脇を支える大人達。いや主人公ジェイミーのウィンくんだって大人だけど。
ジェイミーを支える大人達役がものすごく贅沢な使い方をしている。ベテランの実力派のプリンシパルばかり。皆大劇場での0番に立ってきた人ばかり。

ママはヅカの元トップスターだし、ママの親友でありジェイミーの理解者レイやジェイミーを目の敵にする先生は元四季の看板女優だし、
本当にかっこいい。うん。男前(女性だけど)

そして、何と言ってもこの作品のツボは四人のドラァグクイーン役の皆さんです。
これは、もう本当に貴重。レジェンド。とにかく巧い。
よく集めたな。

そのすごい人たちが魅せるコミカルなお姉様方。レベルが違う!
素直に笑えるって。見なきゃわからないと思うけど。すごくハッピーな気分にさせてくれる。
あーもう中毒になりそう。

その四人とはあの大作レミゼで言えば、
バルジャンとジャベールを演じた方、マリウスとジャベールを演じた方、アンジョルラスを演じた方、マリウスを演じた方です。旧演出版の黄金期。
全部観てる。それを重ねる。
ギャップがすごい。面白い。美味しい。

今日はその四人にトレイとライカのアンダースタディを務める永野さんを加えた5人のアフタートークショーつき。
だからこの回のチケットを抑えたのだけどw
最初から最後まで笑いっぱなし。本当に楽しかった。
IMG_6661.JPG
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コロナ禍で色々な制約がある中ですが
演じる側と見る側が、時間や空間を共有することによって生まれる瞬間を見逃したくない。
この空気は決して映像では感じることが出来ない。

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出演:
ジェイミー・ニュー:森崎ウィン
マーガレット・ニュー:安蘭けい
レイ:保坂知寿
プリティ:山口乃々華
ヒューゴ/ロコシャネル:石川 禅
ジェイミー父/サンドラ・ボロック:今井清隆
ライカ・バージン:泉見洋平
トレイ・ソフィスティケイ:吉野圭吾
ミス・ヘッジ:樋口麻美
ディーン・パクストン:矢部昌暉
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