忘れないでしょう

勤め先の創業者が先月亡くなったことを本日聞く。
私が勤め始めた頃はすでにリタイアし、たまに来ては指導し、みんなに声をかけて帰るという感じでした。

穏やかで、優しくて、仕事には熱心で厳しくて、芯がブレない。
本当にバランスのとれた尊敬できる人物。
大きな羽の下にみんなを包みこむような方でした。
みんなの親鳥みたいに。

熱心に指導してもらったのに、サクッと転職していった人に対しても「もう少し色々教えたかった（＝育てたかった）」と残念さを口にしていたことがあって、
「え？そっち？いやーやはり人格者だわ」と感心したことを思い出しました。
みんなそれぞれの心の中に創業者に対しての尊敬ポイントがあったと思います。

ご家族だけで見送ったようですが、お別れしたかった方がたくさんいただろうなと思います。
私のように多少のご縁でも、残念に思うくらいですから。

死というものは、すべてさらりと奪っていくものなのですね。

人生は有限。
改めて、今をきちんと生きようと思った。