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6月土曜日の過ごし方 [観る(舞台・映画・絵画 他)]

昨日のこととなりますが。

家を出るタイミングで最寄路線が運転見合わせ。
運転再開してから家を出たので少々遅くなりましたが、
それでもお日様はしっかりと輝き、空は青空。
そして、ものすごく蒸し暑い。

一気に汗かきました。(^-^;

まずは、乃木坂の国立新美術館へ。
目的は同僚が出品している「国際墨画会展」。
ご案内をいただく度に行っているのですが、コロナの影響で2年ほど開催されていなかったかと。
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墨絵のイメージとは全く違う、カラフルさと絵のテーマの豊かさ、構図の斬新さ。
どの作品も美しいだけではなく、実にのびのびとした明るい感じなのです。
同僚の作品も柔らかな雰囲気で品がよく、たいしたものだと感心。(実際すごい賞に輝いておりました)

その後、来るとき通りかかり、ものすごく気になった展示
「ワニがまわるタムラサトル」を観ました。

えーと巨大なワニが回っています。
圧巻。

小さいワニもわしゃわしゃいて、それぞれ回ってます。

実際それだけなんですけど、ものすごいインパクトw

そして、その会場の片隅に協賛の熱川バナナワニ園の「ワニだけじゃない熱川バナナワニ園」のポスターが貼られていて
そのキャッチフレーズがなんだかツボにきて、妙に面白いと思いました。
『ワニだけ』の展示と、『ワニだけじゃない』というこの対比がユニークで。
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ま、そんな展示でした。ユニークだったなぁ。

***
観終わって千代田線で元来たルートを戻る。
まだ日ざしがあるな〜と、思いつき、日比谷で下車。

そろそろ、日比谷公園の百合畑が見頃かも。と、思いついたのでした。
公園の日比谷側ではなく霞ヶ関側に位置する百合畑。
ちょうど見頃でございました。
百合。ぎっしりw
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その百合の先に松本楼が見えたので、夕飯食べて帰ってきました。
日比谷公園内の松本楼久しぶり。
熱々のカニクリームコロッケが美味しかったです!
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思いかけず
美術、花、食と三拍子楽しめた日となりました。
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それでも、観ておきたい [観る(舞台・映画・絵画 他)]

コロナはまだ収束してはいないけれど、
かなりコロナ前の日常に戻りつつあります。

とは言え、演劇界はまだ色々な面で大変そうです。
特に舞台は、出演者に感染者が出れば中止になりますし(演者同士の距離感近いしね)、
長引くコロナが影響するのでしょうか、演者さんがメンタル面で体調を崩し中止になる場合もポツポツあります。

観客側の私はと言えば、
世の中の値上げラッシュに比例してチケット代も高くなり、
「突然中止」の不安と、お財布直撃で、演目や回数をかなり絞って観るようになりました。

突然中止になる可能性もある今日この頃ですが(それが当日だったりすると、落胆大きすぎです)
しかしながら、そうは言っても見逃したくない演目も出てきます。

***
例えば、7月大歌舞伎、第3部は「ナウシカ」。
クシャナに焦点を当てた話となるようですが、
配役はナウシカが米吉さん(おお)、ケチャは莟玉さん(おぉおおお)と聞いて→きっとナチュラルな感じで超可愛いだろうな〜と想像。
その上、ユパ様は彌十郎さんですか!(立ち回り楽しみ)

結論→観ておきたい

その気持ち抑えられず。ポチっとな(ボタン押す音)
チケット購入。

よしっ!(気合い)


***
ご参考:「風の谷のナウシカ 上の巻 ―白き魔女の戦記―」
原作:宮崎駿(徳間書店)
脚本:丹羽圭子、戸部和久 
演出:G2、尾上菊之助
演出・振付:尾上菊之丞
協力:スタジオジブリ

出演:
クシャナ:尾上菊之助
ナウシカ:中村米吉
アスベル / 口上:尾上右近
ケチャ:中村莟玉
幼い王蟲の精:尾上丑之助
クロトワ:中村吉之丞
ミト:市村橘太郎
ジル:河原崎権十郎
城ババ:市村萬次郎
チャルカ:中村錦之助
ユパ:坂東彌十郎
マニ族僧正:中村又五郎
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祝 復活 [観る(舞台・映画・絵画 他)]

朝、ドラマ「相棒」に、10月から寺脇康文さん演じる亀山薫が帰ってくるとのニュースに

うわわわわ。\‪( ˙꒳​˙ \三/ ˙꒳​˙)/‬
やったーーーー!!!
あのコンビの復活をひたすら待ってましたぁあああああ!
という、気持ち。

歴代の相棒もそれぞれに良かった。

しかし、初代相棒は勢いがあった。
水谷豊さん演じる右京さんは淡々とした理論派、薫ちゃんは熱血漢でおっちょこちょい。という対照的なキャラクターも良かった。
何と言っても亀山薫は、右京さんと対等な存在感があり、一番好きな「相棒」だった。普段の暮らしが見える様な生活感を感じた。人物像がはっきりしていたというのかな。

あんなに人気があったのに、片方だけ降板した意味がわからんと思っていた。
真偽はわからないけれど、当時不仲説が取りざたされていて、「それが原因なのかなぁ〜」と、ちょっと心が痛かった。

14年の間の時を経て、
薫ちゃんはどの様に変化し、特命係としてどうやって登場するんだろう。
でも、落ち着いちゃったらつまらない。
と、妄想し、その妄想や想像の上を行く脚本になり、「こう来たか!」と、ワクワクさせてくれることを期待して...

録画の空きを作って、秋を待つ!
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20歳のソウル [観る(舞台・映画・絵画 他)]

今日は映画の日=ファーストデーなので、まずは映画の予約。
公開されたら絶対観ようと思っていた「20歳のソウル」。
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私も高校の時、吹奏楽部に所属していたので、
音楽と高校の組み合わせは非常に気になります。
ましてや地元が舞台ですもの。

市船のブラスバンド部員の男の子。
友を勇気付けるために、ブラスバンドのテーマソングを作り、
その曲は野球の応援時、得点を呼ぶと呼ばれる伝説となり、
顧問の先生に憧れ、将来は母校でその後を継ぐことを目標に音楽大学に進み、
病気のため20歳で亡くなった青年の実話で、地元が丸っと舞台となっております。

これはやはり地元で観るのが良いんだろうなぁ。と、地元のシネコンで観ることにしました。
劇場公開したばかりなのでシネコンの一番大きいスクリーンが使用されてました。

夕方からの時間を予約したので、
私の左も、右も学校帰りの女子高生がずらり。すごいシュチュエーションで観ることになりました。
あ、その横にのびたαを模した校章。市船の生徒さんですね!
そうそう。市船の現役生もOBもOGも参加している映画なのです。
そりゃー自分の学校が出てるのだもの観ますよね!

映画が始まります。
予想通り、校舎、市民文化ホール、運動公園の野球場、海老川沿の桜、
そして砂浜。いや、海に関しては船橋市ではなく、千葉市、幕張の浜でしたけれどw
見覚えのある場所がたくさん出てきました。

そして、分かる人にしかわからない名称や会社もまんまなの。
例えば主人公大義くんが音大生になったとき、彼女に、夜はウインドミルオーケストラ(の練習)があるししばらく会えないと言うんだけど。
あるのですよ。実際にウインドミルオーケストラ。部活の後輩も入ってた。

なんとも、ピンポイントに突いてくるねぇ。

そして、大義くんの葬儀の会場。160人以上が集まり、彼の作った曲市船soulを演奏して見送るのですが、そのお葬式の担当者の名札を見て静かに驚いた。
その葬儀社の名前、地元の葬儀社で、私も父母を見送った時に依頼した葬儀社でした(斎場の場所は違ったけれど)。
映画の中の告別式のシーンは、斎場も祭壇もその会社が行う式典そのもの。セットじゃない。
遺影を鉛筆描きの様な加工をして大きくポスターにして、入り口に飾ってくれるサービスもそのまんまで、いやはや参ったよ。どこまで忠実な再現なんだろう。

初めは高校時代の話でまさに青春、甘酸っぱい感じ。
後半は病気との闘い。
手術、転移、手術、再発。
今日という日は神様からの贈り物。
なんとも切ない。切なすぎて、涙のプールをクロールするぐらい泣けてしまった。

エンドロールの最後にはご本人のお写真が出てきます。
こんなにも健康そうな若者が。
あまりにも早い。早すぎる。
もっと生きたかったよね。

まだ5年しか経ってない。
この街のどこかに、彼のご家族が住み、友が住み、そして彼の音楽が生きているのでしょう。
めちゃめちゃ不思議な余韻に包まれながら、家へと戻ってきました。

そして、速攻,、市船の卒業生である身内に「良い映画だったよ」と、LINEを送る。
いや、観なくても良いんだけど、伝えたかった。この真実を。
真実の重みを
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ハシゴ [観る(舞台・映画・絵画 他)]

美術館をハシゴ。
メトロポリタン美術館展と上野リチ展(こちらは3回目)
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メトロポリタン美術館展はまだ観たことのないフェルメールの絵「信仰の寓意」がお目当てでしたが、
他の画家の質・量ともに想像以上に良くて、行って良かったと思う展覧会の一つに挙げられそうなほど見応えがありました。
絵の具が重なり艶を持つその質感は、この絵の前にいた画家の姿まで思い浮かぶような迫力で、これはもう本物ならでは。
これがポストカードや画集になると、その『色』(オーラと言うべきか)がキッパリ、さっぱり失われてしまうのですが、結局感動のあまりポストカードの爆買いw&重いしかさばるしもう買わなわいと思ってたのに図録まで購入したほど www
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この展覧会の入場料は2100円。大きな展覧会の入場料って千円台後半でずっと来ていたがとうとう2千円台に突入したか〜痛いなぁ〜と思ったけれど、これはその価値に十分に見合うものでした。

会場内は空間を大きくとってあるので、混んでいてもうまく人が流れていて圧迫感がありません。
ただ、順路が分かりにくく、袋小路になっているコーナーもあり、危うくお目当ての絵を見逃すところでした。
好きな画家であるフェルメールの作品ですが、ここに描かれている人物に惹かれるところが全くなかったので自分の中では「おや」と、思ったのですが、その人物の周りの描き方に引き込まれました。
特に天井(手前右上)から下がるガラスの球体に描かれている「反射して映る部屋の様子」がこれがもう驚異的で、絵のほんの一部であるその球体の中を引き込まれるように観察してしまいました。
なんだ、なんなんだフエルメール。これは狙いなのか。

三十数点しかないと言われるフェルメールの絵。今回で観るのは21点目。
残り約十数点か。
無理せず、でも、チャンスがあれば、今後も足を運んで出来るだけ観てみたいなぁと思うのです。

グッズ売り場にあった、自分の顔の画像を名画の絵に取り込む機械(合成されたそれはQRコードでダウンロード出来る)がめっちゃすごくて、全然違和感なくて自分が名画の人物となっている。
その顔の色彩もちゃんと絵に合ったものになっていてそのクオリティに感動。

***
地下鉄移動で今週末で終了の上野リチ展へ。こちらは3回目(年パスがあるので)。
後半に展示の入れ替えが少しあると聞いていたので、それを見に来た感じでした。
こちらはもう会期が残りわずかなので、平日なのに混んでおりました。
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観る前にお隣のカフェでコラボメニューを食べたいと思っていたのに、待っている人がものすごく多くて諦め。
近くのお店で軽く済ませてから向かいました。
何度観ても面白い。
ファブリック、七宝、内装、家具、小物、いろんなものをデザインしたのですね。
特に印象的だったのは日生劇場内にあったというレストランアクトレスの壁紙。
綺麗な色合いのシャンパンゴールドの上に描かれた絵。
これが一面に貼られていた店内はどんなに印象的な空間だったでしょうか。

***
その後は三菱一号館歴史資料室にも寄りました。
ここ丸の内が三菱村と呼ばれるに至る歴史がよく分かりました。

しかしハシゴは意外にも体力奪われ、腰が痛くなりました。
ああ。とし?

***
家に帰るとネットで購入した中古本が届いていました。(今回の展覧会とは関係のない人の著書)
日焼けしていてる上、中に線は引いてあるはであまり良い状態じゃなかったので少し凹みましたが、上野リチ展の見開きチラシを利用してブックカバーにして掛けてみたら、
あら。その本が少し可愛く見えてきました。リチマジック!
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中の線も(鉛筆だから消しゴムで消せると思うけど)忌々しかったのに、
「この本の前の持ち主は、この一節が心に刺さって線を引いたんだなぁ。どうしてここだったんだろう」なんて、考えて、その印象を変えることに。あら。私余裕が生まれた?(笑)

凹み気分を上昇させてくれる「何か」を持つ人の作品力はすごいな。(この場合リチさんだが)

IMG_9852.jpg←例えば、線が引かれていたのはこの一節。
***
余談:
美術館前のバラが綺麗に咲いておりました。
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春バラシーズンですね。
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うちのベランダのバラはまだ咲かないなぁ〜咲くのかな〜。
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映画「Coda(コーダ)あいのうた」 [観る(舞台・映画・絵画 他)]

昨日は夕方から映画へ(水曜日はサービスデー)

「Codaあいのうた」
とても良い作品だった。
今後も好きな1本に挙げたいほどに。

あらすじを言えば、
ろうの家族の中で唯一の健聴者である娘ルディーは幼い時から家族の通訳となり、
家業の漁業を手伝いながら高校へ通う女子高生。
合唱クラブへ入部したことによって、顧問の先生に歌の才能を見出され、音大への進学を進める先生から歌の個人レッスンを受けるが、通訳がいないと困ると言う家族の反対にあい、一度は諦めるが...というストーリー。

10代の成長と葛藤と。家族の愛情と。
設定は違うけれど、私の大好きな1本。映画「リトル・ダンサー(原題:Billy Elliot)」に似てるな〜と思いながらみてました。
先行きの厳しい家業。家計には余裕がない。喧嘩はするが根底には愛情たっぷりの家族。主人公の才能を見出し個人レッスンする先生の存在と、ぶつかり合うが結局は一番の理解者であるお兄ちゃんの存在。一度は諦めた入学試験と、その結果。そして旅立ち。
うん。とても似ている。

なお、この映画「Coda」はフランス映画「エール!」のリメイクだそう。(仏語版は酪農→米語版は漁業と家業は違うはあれどもあとは全部一緒。)

反抗的だけどどうにも可愛い末っ子。いつまでも手元に置いておきたいけれど、才能があるならばその夢を叶えてやりたいと思うようになるまでの家族の変化も丁寧で。
障がいに理解のない人の存在や、主人公の彼氏も同じ大学のオーディションを受けるが落ちてしまうところが現実的で。
派手さはないけれど、ユーモアもあり、そして、いろんな意味で深い。

観て良かったと思う1本でした。
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東京都現代美術館 [観る(舞台・映画・絵画 他)]

GW何の予定もなく、久しぶりに近旅に出ました。(昨日から2泊3日)
家族連れが多く、出張する人の少ないGWは、都心のシングルが空いてて狙い目。
家から1時間圏内に泊まるってね、コロナ禍前では考えられなかったけれど。
近場を見直す良いきっかけになっています。

忘れ物しても取りに戻れる距離の、昨年もGWに利用したお宿です。
その時にとても居心地が良かったので、すぐ宿の会員になり、今回会員割引プランで宿泊。

昨年との違いは、各種施設や美術館が営業していると言うこと。
昨年のGWはどこも休業だったものね。

特に宿泊中の予定は立てていなかったのですが、GW中に観られたらなと思っていた美術展がいくつかあったので、朝食後決行。

お宿の最寄り路線が東西線だったので、
行くとしたら、木場の東京都現代美術館で行われている「生誕100年 特撮美術監督 井上泰幸展」か、竹橋の東京国立近代美術館で行われている「没後50年 鏑木清方展」かな〜と絞り、
まずは井上泰幸展に行くことにしました。
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やー面白かった!
特撮映画好き、怪獣もの好き、ミニチュア好き、設計図好き、いずれかが好きなら絶対ハマる!
すごいよ〜本当に。井上泰幸さんの熱量が。

CGとかない時代だもの。みんなデザインし、全て設計し、木1本1本を一つ一つ手作りし、
ミニチュアではなく「本物」を目指し、空気感までを作り出し、長時間かけてこだわり抜いて作り上げたものを、
ドーンと火薬で爆破し、水攻めにし、怪獣が踏み潰し、焼き尽くし、撮影。
やり直し効かないじゃないですか。
いや、何その贅沢さ。

手を抜くなんて考えたこともない方なんでしょうね。
実際の街を再現したミニチュアのセットなんて
実物写真と見比べて、どちらが本物かわからないほどの精巧さ。
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寝るのも忘れて無から有を作り出して、監督(円谷さんね)が「ここに鉄橋が欲しいね」なんて言われてすぐに求めるものが作れるように、日々資料を集め、研究し、
それは第一人者になっても変わらず「研究ノート」を書き溜めて

兵器の大砲を製図していた人が、のちに家具を製図し、そのまたのちに特撮映画の美術の大御所となるなんて、人生って分からない。面白い。
奥さんも仕事に打ち込む井上さんが好きだったと言う。マジか。
井上さん、なんて幸せな環境で仕事に打ち込めたのか。(普通はどちらが大事って聞かれてもおかしくない)

良きパートナーにめぐり合い、自分に合う仕事、自分にしか出来ない仕事に巡り会えた井上さんの展示は、仕事の資料がそのものがメイン。
その仕事ぶりからその人柄が出ていて、なんだか過酷とも思える仕事なのに楽しそうだなって思いました。

この展示を観に来た客層は、やはり特撮映画を見て育った世代の男性の割合が多かったです。
ま、そうなるわね。きっと。
見回せば女性一人客ってあまりいないような..でも、すっごく面白かったです。

東京タワーとゴジラとモスラの大きさの比較図を見たとき、モスラって思っていたより大きいんだなって思いましたw
一番分かりやすかった資料が自分には馴染深い帝国劇場との比較図で。(そうかゴジラは東宝。帝国劇場は東宝系だもんね)
ほほーあの高さで、ゴジラはこの大きさかと実感w

あと、一点透視図ではなく、網膜透視図という見方が映画を作る上で役立ったという話も面白かったです。

※この展示、2箇所ほど撮影可でした。
***
この美術館で開催されていた他の二つの展示も観てみました。
「現代美術」の幅広さを感じました。
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分かる分からないではなく、感覚で観るものが多かったかな。
頭で考えず感じるものと言った方が近いか。
***
そして別件となりますが、現代美術館の建物についてもとても興味を持ちました。
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素敵なものを展示する場所は素敵な箱物であって欲しいと常々思っておりました。
現代美術館の空間の作り方はとても斬新でした。
外側は横の広がりを感じるのに、中に入ると大きく縦にダーンと高さがあるのです。
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一体どなたが?と、検索してみたところ。柳澤孝彦氏と判明。
MOA美術館、有楽町マリオン、新国立劇場、東京オペラシティの設計者と判り、こちらもなるほどと納得。
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Joseph and the Amazing Technicolor Dreamcoat [観る(舞台・映画・絵画 他)]

「Joseph and the Amazing Technicolor Dreamcoatは、巨匠アンドリュー・ロイド=ウェバーが、ティム・ライス(作詞家)と組んで学生時代に作成した作品で、旧約聖書「創世記」の「ヨセフ物語」のカラフルなコートにまつわる話がベース。パワフルでカラフルな、希望あふれるミュージカル。」(ウィキペディアと劇場の紹介文を合体)というこの作品。
今回観たのはその作品の日本版の公演(初演)です。

2011年の東日本大震災の時にこの作品の来日版の公演があり、チケットを取っていたのですが、
地震のためカンパニーが帰ってしまい、公演中止となってしまい観られなかった作品。
あれだけ揺れたし混乱が続いていたのですから無理もないか。余震も続いていたしね。
と、言う事で、初見です。

あらすじは
ジョコブには12人の息子がいるが、その内の一人ジョセフを溺愛。七色のコートをプレゼント。
他の11人の兄弟は、ジョセフに嫉妬。穴に突き落として殺そうとする。そこへキャラバンが通りかかり、計画変更。穴から引き上げそのキャラバンの奴隷として弟を売り飛ばす。
コートも引き裂き、ジョコブには「大きなヤギと戦ってジョセフは死んだ。勇敢だった。」と言って涙ながらに引き裂いたコートを渡す。
キャラバンはエジプトでさらに奴隷としてジョセフを売り飛ばす。
ジョセフはよく働いて、主人ポティファーにとりたててもらうが、イケメンが災いしてその妻と怪しい関係になるところを主人に踏み込まれて牢獄へ。
一時絶望するが、明日は変えられると希望を失わない。
この牢獄で思わぬ出会いがあり、ジョセフは夢判断でファラオ(王様)の悩みを解決。
大出世しエジプトのNo.2として権力を得る。
そこに食べるものにも事欠いた11人の兄弟が食べ物を恵んでくれとやってくるが、誰一人それがかつて殺そうとしたジョセフだとは気がつかない。
ジョセフはかつて殺されそうになった事への復讐のため一人の兄弟を罠にかけ杯盗難の汚名をかけ処罰しようとする。
すると「そんなやつじゃない」「自分が身代わりになる」と残りの兄弟10人が必死にかばい、その姿に自分がジョセフであることを告げ、和解。父とも再会を果たす。

と、いう身も蓋もないストーリー。(バッサリ)

たくさんの兄弟たちの中には、原田さん(長男)や、中山さん(次男)などの大ベテランがいて、脇を隙なく固め、ダンスシーンは華やかで、アクロバテックな動きにダンサーさんたちの技量の高さも感じられるのですが、
1部を観てジョセフの感情の起伏のなさに「これでいいのか。ジョセフはこういう性格なのか。初見だから正解がわからない。」と困惑。

でも、この作品、ぜひ2部を観てから判断して欲しい。
この2部のために1部があると言っていいかもしれない。(私の左に座ってた人1部観て帰っちゃったんだけど)
終わった後「あ〜こういう作品だったんだ」と納得。
ちゃんと「夢を見よう」「明日は変えられる」というメッセージを感じ、みんなでノリノリで盛り上がって終了。
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***
なんと言ってもジョコブの村井さん、ファラオの小西さんが良かったね〜魅力的。
村井さんはお年を召しても男の色気がある(歌舞伎役者で言えばニザ様的な)、そして小西さん演じるファラオはギンギンのロッカー姿で歌いまくりカッコ可愛い。
お二人とも実にチャーミングでした。

ファラオの曲の前奏が丸っと、のちの作品のJCSの「スーパースター」のまんまで、でもJCSの方の作品の方が馴染みがあるので、頭の中でそちらのメロディーの続きをを期待してしまう自分がいて、でもそのあとは違って、それが何回も続き、モヤったw
作品としてはこちらの方が先なんですけれどね。
前奏が全く同じってのは「どうなの?巨匠〜。」って思ったw(容赦無くバッサリ)

それだけじゃないんだわ。あれも、これも、某作品の曲と曲調がそっくりじゃないか。って感じで。
ま。本人の使いまわしなんだから良いのか。しかもこちらが先だし。
しかしなぁ〜(困惑深まる)

***
作曲:アンドリュー・ロイド=ウェバー
作詞:ティム・ライス
演出:ダレン・ヤップ
翻訳・訳詞:高橋亜子

出演:
ジョセフ:薮 宏太(Hey! Say! JUMP)
ナレーター:シルビア・グラブ(Wキャスト)
ファラオ:小西遼生
ポティファー:小浦一優(=芋洗坂係長)
ジェイコブ(ジョセフの父):村井國夫


***
余談:
25分の休憩を含めても2時間5分という短いミュージカル。
終わってもまだそんなに遅くなかったので、
締め呑み。

つまみに頼んだタコさんウインナー10匹。総立ちww
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ラストは最近マイブームの固めのプリン。
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お? [観る(舞台・映画・絵画 他)]

昨日はお友達と映画へ。
映画館集合で、時間があったので地下鉄を一つ手前で降りて、
新宿御苑を大木戸門〜新宿門へ通り抜け(年間パスポート利用)

園内は清々しい。
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お花は八重桜の花のピークは過ぎた感じ。
枝垂れ桜→ソメイヨシノ→八重桜と桜の1ヶ月のリレーでした。
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しかし、綺麗な新緑の木々が目に柔らかく、
空気が澄んで気持ちよかったし、ウグイスが鳴いていました。
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なんだかとっても良い風情です。
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午前中の新宿御苑も良いなぁ。
***
観た映画は「女子高生に殺されたい」
生徒に人気の日本史教師東山の裏の顔、8年間練った自分殺しの完全犯罪。
柔らかな笑顔で女子高生たちに近づきシナリオ通りに操っていくが...という話。
東山は完全に精神的な病なんですが、サスペンスホラー的な要素があってなかなか面白い作品でした。
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しかし一つだけ残念なところが1箇所。
舞台となるのは進学校二鷹高校&周辺。
桜の季節から始まって11月8日の文化祭(クライマックス)、そしてその後まで、丁寧に描いているのですが(服装もきちんと変化)
学校の熱帯魚が死んで校庭にお墓を作りヒロインと親友が手を合わせるシーンはどう考えても夏前のシーン。
でもその横に赤い彼岸花が数本咲いていた。
いや、あれ、どう見ても彼岸花だよなぁ。この時期に咲いているのはおかしいなぁ。
お彼岸は春と秋にあるけれど、彼岸花が咲くのは秋だよなぁ〜と思いつつ観てました。
(撮影が秋で、ロケ先のお花を抜くわけにはいかなかったんでしょうけれど)

ドラマだと気にならないシーンも大画面の映画だと隅々が見えてしまう。
ちょっとしたところで、委ねていた世界観が現実に引き戻されてしまったというか。
思考がふと立ち止まってしまうと、ささやかなシーンなのに、そのシーンをことさら印象付け、最後まで引きずってしまいました。
流してしまえばいいのに。人の頭は不器用なんです。

昔、寅さんシリーズで、(多分映画をテレビで観たのかな?)
タコ社長がかき氷を食べるシーンがあって、
その後、テーブルの上に食べたはずのかき氷が増えて戻ってて、子供ながらに「あれ?」っとなったことを思い出しましたw
シーンの繋がりは大事。

***
映画館を出た後は近くの和風ビストロへ。
ごま推しのお店なのですが創作料理と牡蠣が美味しかった。

珍しいなと思ったのは大根の唐揚げ。
味の染みた大根をからりと揚げてありました。
トッピングはとろろ昆布。添えられた和芥子をつけて食べます。
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牡蠣は生牡蠣と蒸し牡蠣をいただきました。
ふっくらプリプリ。
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近くでお茶飲みして解散。
なんだか日曜日らしい日だったなぁ〜(嬉々)
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『NEVER SAY GOODBYE』 -ある愛の軌跡- [観る(舞台・映画・絵画 他)]

お友達がチケットを取ってくれて、久々にタカラヅカ。
場内、飲食&会話禁止となっていてコロナ感染対策も万全。

宙組さんの公演です。
歌のレベルが高い。どの人も隙なく皆さんお上手でした。
ワイルドホーンさんの曲はドラマチックと言うか、歌い上げ系の多い難曲揃いと思うのですが
安心して聞けました。
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そして、2部のレビューのエトワールさんの綺麗なこと!
オペラグラスで凝視!

<作・演出>小池修一郎
<音楽>フランクワイルドホーン
<出演>
ジョルジュ・マルロー:真風 涼帆
キャサリン・マクレガー/ペギー・マクレガー:潤 花
ヴィセント・ロメロ:芹香 斗亜
コマロフ:夏美 よう
マーク・スタイン:寿 つかさ
パオロ・カレラス:松風 輝
ピーター・キャラウェイ:春瀬 央季
フランシスコ・アギラール:桜木 みなと
アニータ:瀬戸花 まり

***
余談:
お友達が苺大福を買ってきてくれたので、ビルの谷間の公園のベンチでお花見。
まだまだ綺麗に咲いている可憐な枝垂れ桜がありました。
新緑の若モミジとの競演。
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季節は春真っ只中。
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