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沙羅

京都、東林院の沙羅の花が咲く庭の特別公開のニュースをネットで知る。
沙羅の花は1日で落ちてしまうという。一日花。
苔の庭に落ちる 椿を繊細にしたような白い花々を見て、何と儚い花なんだろう。と、思った。

まさに、平家物語の世界。

祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり 
沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらはす
おごれる人も久しからず ただ春の夜の夢のごとし
たけき者も遂にはほろびぬ ひとへに風の前の塵に同じ

って、やつですなぁ。
は〜素敵。良いわね〜梅雨時ならではのまた美しさもあるんだわ〜。
京都に行きたいなぁ。お庭に咲くor落ちている沙羅の花見てみたい。

ところがね。ところがですよ。
これは実は沙羅ではなく、夏ツバキだそうで。
インド原産の沙羅の木は日本では育たないため、日本では夏ツバキが別名沙羅と呼ばれているそうで。

えーーーーーーーーーーーーーーーー!
私のこの 沙羅双樹 新緑 京都 寺 庭 苔 白い花 緑とのコントラストが素敵 儚く美しい...
っていう脳内素敵ワールドが一瞬にして崩れ去る。

沙羅であって沙羅でない?

これは、あれか
子持ちシシャモ美味しい〜!なんて言ってたら、実はほとんどがカペリン(カラフトシシャモ)ってのと似ている感じ? 全然違う?

じゃ、じゃあ本物の沙羅の木ってどんななの?

って思ったらね。ありましたよ。本物が見られる場所。
東日本ではここだけらしい。
何と新宿御苑の温室。←年間パスポートを持っている。自分の庭(こら!)と思っている場所。

灯台下暗し!
真っ暗すぎる!

しかも似ても似つかない花でした。→
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