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マチソワる [観る(舞台・映画・絵画 他)]

マチネは日生劇場。「ブロードウェイと銃弾」の東京千秋楽へ。
日生もクリエも宝塚も公演があったらしく、日比谷は人出でわんさか。
あーやっぱりこの賑わいがあるって良いな。
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パンフレットで、ブロードウェイ版チーチ役のオリジナルキャストの方が昨年7月コロナで亡くなったことを知る。
41歳。
やはりコロナは侮れない。


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以下。個人的見解とヲタの妄想がたっぷり含まれておりますが、愛ゆえの...とお考えください。

ソワレは帝国劇場。「レミゼラブル」へ。
旧演出版が好きすぎて、新演出は申し訳程度にしか観ていない。(とはいえ、新演出も二桁は観ている。)
だいぶ慣れてきたけれど。
新演出はスペクタル度&ドラマチック度に欠けてやはりちょっと物足りない。

本日は歌うまキャストが揃っていたが、あまり胸に迫らず。
あ。でも、ガブローシュの亡骸を抱くグランテールの呆然とした姿に泣けました。
子供と大人なのに、本当にお互い大好きだったものね。
グランテールの「嘘だろ。おい。」という心の声が聞こえてきそうな描写でした。
IMG_3551-1.jpg
もう今更旧演出版の復活は無いと諦めているが、
旧演出版をここだけは復活させて!と思うところが三つある。

一つ目
最初の♪チャチャチャチャ チャチャチャチャ チャチャチャチャッ チャン!の後のドラ!
ジャーーーーーーーーン!そして「ツーロン」の文字。
あそこを復活させてほしい。あれがないと締まりがないというか。
あの腹に響く音がないと、どうにも盛り上がらない。

二つ目
1幕最後の「ワンディモア」でのバルジャンとコゼットの荷物作り場面。
あれは何の説明もないけれど、
バルジャンが司教様からもらった銀の燭台をどこに行くにも手放さず大事にしていること、コゼットが初めてバルジャンと会った日にもらったお人形を今も大切にしていることがわかる大事なシーンだったと思うのですよ。

三つ目
「カフェソング」の場面。
新演出になって、テーブルも椅子もなくなって、そこはどこ?状態。
さらには亡くなった友が現れて、それぞれキャンドル持って吹き消すって、なんじゃそりゃ。誕生日か?
旧演出の、微笑みながら並ぶ友の幻がスーッと消えていく方が100倍美しかった。

でもやっぱり曲が素晴らしい。
良い作品だなと思う。
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