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気になる場所を巡る [観る(舞台・映画・絵画 他)]

昨日は、午後インフルエンザ予防接種からの三菱一号館美術館で行われている「イスラエル博物館所蔵 印象派・光の系譜」展へ。

その間に、「銀座千年茶館」と言う名の中国茶の茶館に寄ってみました。

先日、久しぶりに家で中国茶を淹れてみたら、全然美味しくなくて。
超適当な淹れ方も悪かったし、何より茶葉が古かったかな?
と、中国茶葉の専門店を検索したところ見つけたお店。

通常は会員制の茶館で、一般人は入れないそうなのですが、
水~日の限られた時間内だけ一般人も入れるらしい。
そう言うの、ちょっと気になるよね~秘密めいててw

行ってみれば、拒絶するような扉、それを開けると一直線に伸びる階段。
こ、これはとっても入りにくい雰囲気。
しかし、思い切って階段を登っていきますと。

ほの暗いお店はカウンター6席。
奥に3人くらい座れるテーブル席1席。

異国に迷い込んだような雰囲気。
ここは日本なのでしょうか。
外とは別世界。

通されたカウンター席の前には茶芸に使う用具。
凍頂烏龍茶とカヌレを注文。(お茶菓子はこれしかない)
ここで台湾式に丁寧にお茶を淹れてくれるのを見る。

最後に茶海(日本酒で言えば徳利みたいな役目です)に注がれたい一煎目と、小さなカヌレ、聞珈杯のささったお猪口の様な小さい茶器が目の前に出されて、
聞珈杯で香りを嗅いだ後、茶海から茶器へ、自分でちょこちょことそそぎながら飲む。
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一煎目を飲みきると絶妙なタイミングで二煎目が提供される(どこで茶海が空になったのがわかるんだろう???)
「香りをどうぞ」と淹れ終わった小さな急須と一緒に。
急須の蓋を開けると、ふわっとお茶の良い香り。

小さなカヌレは外側がキャラメリゼされてカリッとしてたかなり固いもので、口に入れると洋酒の香りがふわっとして大人な感じの味。
あれ?カヌレってこんなに美味しいものだった?

ここはお喋りを楽しむ店ではないようです。
一人で静かにお茶を楽しむ場所。

お茶が美味しかったので「茶葉買えますか?」と聞いて購入。
飲み終わって外に出れば、そこは当然ながら日本。

少し、異国に旅をしたような体験ができました。
面白い雰囲気だったな。
IMG_9727.JPG
***
美術展は、モネ、ルノワール、ゴッホ、ゴーガンetc.そうそうたる画家の絵を見ることができましたが、比較的小さな作品が多かったかな。
でもとても近くに見ることが出来て良い展示でした。
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何より途中に全部写真OKの一室があったのには「太っ腹!」と思いました。
「この作品だけ写真OK」とかじゃないんだ?
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こちらは年パスで観に行ったので、少し時間をおいてからまた観に行こうと思ってます。

絵も良いけれど、額縁にも興味が。
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これの選び方で、絵の印象もグッと違いますね。

***
家に帰って、お店で見た手順を真似て、急須全体にお湯をかけて温め、買ってきた茶葉でお茶を淹れると、
お。かなり美味しい。
が、お店で飲んだお茶の方が格段に美味しかった。
全然違う。
やはり淹れ方なんだなぁ。

また、行ってみよう。
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