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燃えよ剣 [観る(舞台・映画・絵画 他)]

岡田准一主演の映画「燃えよ剣」観てきました。
なかなか骨太&肉厚でしっかりした映画でした。
そして、いろんなシーンでセットじゃなくて本物(国宝級の建造物)を使っているところが凄いなと感心。よく貸してくれましたねぇ。

150年後の現在の日本を土方歳三が見たらなんというかな?と、思いながら観ておりました。
多分、「形が良くねぇ」って言うだろうなぁw
享年34歳。
昔の30代は大人だねぇ。

実は幕末ものはあまり好きじゃない。
その立場によって(藩であったり、身分であったり、仲間内であっても)、こんなにも志や見え方が違う時代も珍しいと思う。
しかも歴史が大きく動くときは必然的にかなり血生臭い。

新選組もそう。仲間内で粛清という名の殺し合いがあったり分裂したりでドロドロ。
実は「それってどーよ」と思ってる。
その存在をどう受け止めるかの歴史観が自分には備わっていないのかもしれない。
新選組に対しては、いろいろドラマ化や映画化されているのを観ては、「うーん。なんだかねー。」(ちょっと否定)と思う時と、「あーなるほどそう来たか。」(ちょっと肯定)と思う時があり、「下手に脚色しないで欲しいなぁ」(真実はどうだったの?)と思うことも多い。
あくまで『描かれ方』であって、実像とは違うのかもしれないけれど、そんなところに幕末ものに苦手意識を感じるのかもしれない。

でも、今日観た映画はその成り立ちと主要人物の人物像がかなり丁寧に描かれていたと思う。
人物としては源三郎や山崎がいい味出してたなぁ。(何気に愛されキャラ)
そして土方も沖田も松平容保もかなりハマっておりました。

年表を頭に入れてもう一度映画を観たいかな。
そして、随分前に原作(原作:司馬遼太郎)を読んだと思うのですが、もう一度読みたくなりました。

映画を観ていて、疑問点としては近藤勇の宴会時のアイリッシュダンスシーンはこんなに長々必要か?ということと、いかに名刀といえども300年間眠っていたサビだらけの刀でも研げば蘇るものなの?ってとこかな。

***
余談:今日から新宿御苑では毎年恒例の「菊花壇展」が開催。
月曜日は定休日なのですが、今日は月曜日でも開園しておりました。(昼休みに急ぎ足で見て来ました)

特に一株から627輪もの花を咲かせる「大作り花壇」が見事です。
1年かけて枝数を増やすのだそうで、
しゃがんで下を覗くと本当に幹が1本なのです。
それ以上に驚くのは、普通順番に咲く花が一斉に咲いている事。
まさに職人芸。技術の結晶です。
初日にしてもう見ごろ。しばらくするとさらに見応えがでて来そうです。
IMG_0332.JPG
菊花壇展は15日まで。
懸崖作り花壇はまだこれから花が開く感じでしたので、もう一度見に行こうと思ってます。

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